名古屋市の療育施設 roci-roci

Q&A よくあるご質問

Q&A よくあるご質問

このページでは「施設の事」から「療育の事」、そして「保護者の皆様が不安に感じる事」までロシロシに多く寄せられるご質問やご相談をまとめました。

学校系

Q-1. 普通級と支援級どちらが良いのでしょうか?

A. どちらがよい、とは言い切れません。そのお子さんの状態もありますし学校の状況にもよります。保護者と本人の気持ちと状況を考えたうえで、学校とじっくり話し合いをすることが必要かと思います。客観的な意見が必要であれば、療育施設等の信頼できるスタッフに相談することをおすすめします。

Q-2. 学校に意見を言うにはどんなことに気を付けたらいいでしょうか?

A. 「こうしてほしい」ということをしっかり持って話すことだと思います。そのためにはお子さんにどういった支援が必要なのかを見極める必要があります。まずはそこを明確にし、そのうえで担任、教務主任、教頭などと話し合いの場を持つのがよいでしょう。そこでしっかり関係を作っておくと、その後も学校とうまくつきあっていけると思われます。

Q-3. 勉強の遅れを理由に学校から支援級を進められています。学校の言うように支援級に行くのが正解なのでしょうか?

A. 本人・保護者が望んでいないなら行く必要はありません。本人が勉強についていけなくて学校に行くのがつらい、支援級に行きたいと望むのであれば考えても良いとは思います。ただ、先の進路を考えたとき支援級だと選択肢が狭くなることはあると思いますので、よく考えたうえで決めてください。
正解はありません。自分たちが選択した道が正解であると信じることです。

Q-4. 普通級にいるのなら服薬してくださいと言われました。指示に従うべきでしょうか?

A. 本人・保護者が服薬を望んでないのであれば、服薬はしなくていいと思います。服薬しなければ支援級に行かせるというような学校や先生はいないとは思いますが、もしそんなことを言われたなら教育委員会に訴えてもよいくらいの案件です。しかし、薬がすべて悪ということは決してありません。むしろ薬を服用して衝動性を抑えられる、じっとしていられることで授業を落ち着いて聞けるようになった、そのおかげで生活しやすくなった、自己肯定感も上がっていったという人たちがいるのも本当です。医師と相談したり、支援者の意見を聞いてみたり、実際に薬を服用した方などに話を聞いてみるのもよいかもしれません。

Q-5. 支援級では学習が進みません。どうしたらよいでしょうか?

A. 支援級は普通級と違ってカリキュラムが決められていませんので、担当教師の裁量と采配で授業が進みます。レベルの差があるお子さんたちがいれば、どうしても低いレベルに合わせた勉強をすることになりますので、「できることを繰り返してやる」といった学習になっている場合も少なからずあります。どのレベルまではやってほしいと要望を言うことが必要でしょう。それでもクラスの人数が多いなどの理由で、要望が必ず通るわけではありません。
家庭学習で日々しっかり教える、といった保護者さんもいますが現実問題難しいので、個別の塾に行ったり学習支援塾を利用する方も多いです。

Q-6. 友達を作るにはどうしたらよいでしょうか?

誰が友達を欲しているのでしょうか。お子さんであれば、友達ができない原因を見つけて療育する、適応行動を身に付けるといったことができるかもしれません。しかし「一人でいることが心地よく、安定していられる」あるいは「まだ友達をつくる段階ではない」といったお子さんもいます。
きついことを言うようですが、保護者さん自身が安心したいために「子どもに友達がほしい」と思っている可能性はありませんか?

Q-7. 今小学3年生です。自分に障害があることをどうやって伝えたらよいでしょうか?

お子さん自身が何かで躓きを感じていると思われたときに伝えるのがよいのではないでしょうか。
周りの友達との関係がうまくいかない、周りの人たちと自分との違いを感じる、周囲が求めることに応えられない、周りの人たちが当たり前にやっていることができない、といった「ギャップ」を本人が感じて苦しむ時がきたとき、話してあげたらどうでしょう。その時が「理解できるとき・自分を客観的にみられる時」のように思います。
そしてうまくいかない理由が障がいであるとわかると、自分のせいではなかったのだと安心できたり、じゃあどうしたらいいのか、といった対策を一緒に考えたり提案してあげられますし、本人もそれを素直に受け入れられる可能性が高いように思います。
ただ、「障がいだからしょうがない」「だって、障がいあるから」とすべてを「障がいのせい」にして障がいを逃げ道にしてしまうパターンもありますので、それはその都度話をすることが必要だと思います。

設立以来、現場で子供達と深く関わっているからこその回答・表現となります。
これが少しでも皆様の不安や迷いを払拭する事を切に願っています。